イラスト

一年半毎日クロッキーガチった結果

「絵がうまくなりたいなら

クロッキーをしたほうが良い」と

分かっていてもなかなか続きませんよね?

「難しそう」「めんどくさそう」「辛そう」

そんなネガティブなイメージの強いクロッキーを

一年半続けてみた私が伝えられる事を

書いてみたいなと思っています。

この記事を読むと

■ 一年半描くと画力の変化

■ 続けてきて分かった事

■ クロッキーのメリット、デメリット

が分かります。

趣味で絵を描いています。

描いているのはソシャゲのFAです。

絵がうまくなりたい!という一念で

クロッキーを始めて一年半経ちました。

一年半毎日!

もう少しだけ自己紹介させてください。

昔から絵を描くのが趣味でしたが、

子供が生まれ、完全に描かない

時期がありました。

子供も少し手を離れたのを機に、

とあるソシャゲにハマり

ファンアートを描くようになりました。

とにかく「描きたい!」という

一心で描きましたが

気づけば10年近いブランクがあり、

現役で描き続けてきた方から比べたら

何も描けていない、描けていない

ような状況でした。

誰かと比べ悔しいというよりは、

純粋に絵がうまくなりたいと

強く思うようになりました。

プロ精神との出会い

うまくなりたいな~と思うだけで、

特に何もしないまま年月は流れました。

ただの趣味です。

誰からもお咎めを受けることなく、

趣味の合うフォロワーさんと

きゃっきゃしているだけで、

十分に満たされた日々でした。

そんな折、

プロのイラストレーターさんの

つぶやきにハッ!とさせられました。

その方は

「毎日、クロッキー(ポーズや服のシワなど)、

カラー模写(静物の質感など)、

風景模写をして

全部やり終えたら、

ご褒美に自分の好きな絵を描いている」

目から鱗の何物でもありませんでした!

「これだけうまい人が、さらに高みを目指し

日々鍛錬している・・

そりゃうまくなるはずだ」

うまくなりたいなぁ~なんて言いながら

何もしていない自分と決別する時が来たのです。

2021年7月開始!

子供たちが夏休みに入った頃に始めました。

これは、子供たちに

「宿題をやれ!やれ!」と言うだけでなく

自分にも課題を課し、

少しでも前進できたらという気持ちで

した。

まずは、100均のスケッチブックと

2Bの鉛筆を買いました。

裏表毎日描くというルールで始めました。

100枚あるので一冊3か月程度かかる計算。

ダイソーで購入。

枚数の割に紙質も良くツルツルで描きやすいので

オススメです!

クロッキー元ご紹介

インスタグラム

ファッション系や

風景専門のアカウントも

多いので画像検索にも困らない。

また、タイムラプスで

制作風景を載せている

方も多いので、勉強になる。

ピンタレスト

画像収集に特化しており

見ているだけで時間が解けます。

一つの画像を選べば似た画像が次々

出てきます。

例えば、スーツの男性を選べば

下にズラリと似た要素を持つ

画像が出てきます。

また、画像を拡大すれば

その部分に似た画像が検出

されるので、似たポーズや

部位の練習に向いていると思います。

表示される画像は一期一会。

リロードすれば検索式ない事もしばしば。

とにかくブックマークをしまくりましょう!

ポーズマニアック

筋肉の動きなど様々な角度から確認、

模写できるので、大変勉強になります。

筋肉の情報量が多いと感じたら

グレーのみにすることも可能です。

ただ、アプリがないのが残念。

今のところ、毎回検索して出しています。

じぇすどろパーティー

YOUTUBEで視聴できます。

時間が区切られているので

最初はパニックになりますが

人体の動きを捉えるのに勉強になります。

私は、停止してポーズを描いています。

モデルさんが動くので

色々な角度から気づく事も多いです。

SPEEDRAW(無料アプリ)

シンプルな素体。

筋肉の流れはそこまで細かく

表示されていないので

情報量も簡潔で描きやすい。

設定でアニメ調のモデルも

選べるので「ムキムキのモデルは

萎える・・」という人にも

オススメ。

1冊目

最初はとにかく、

上記を参考に闇雲に描き続けました。

描けていない自分に気づきながらも

数をこなしていく!

ブランクからの脱却!

それだけを目標に描いていました。

ポーマ二のような素体を描く→

洋服を着ているモデルを描く

そんな順番で進めましたが、

洋服の中に隠れている体が描けない

そしてまた素体に戻っていく・・

の繰り返しでした。

自問自答の日々にある本と出合いました。

キム・ラッキの人体ドローイング

レビューも良かったですし、

何より帯の「近道を走れ」

「画力底上げ」という文字に

少々お高い買い物でしたが

購入を決めました。

キム・ラッキの人体ドローイング

こちらも闇雲に1Pずつ模写していきました。

ところが!です。

今となってみれば分かる事ですが

元々の画力がないのに

この参考書はレベルが高すぎました。

何故か?

パースを理解できていなかったからです。

理解・・というか描けなかったからですね。

そっと、この参考書を閉じる事となりました。

一年半描き続けてきて、ようやく見返し

骨や筋肉の構造でよく分からないと感じた部分が

書かれている事に気づけました。

2冊目

1冊目の人体構造への理解が辛く

ピンタレスト一色の2冊目となりました。

筋肉メインの人体ばかりにも疲れ

服を着ているモデルの

クロッキーが中心となりました。

少し、風景の模写なども加えています。

パースが苦手なので、こちらも慣れる為に

描き始めています。

3冊目

この頃が一番一枚に数多くの

ポーズを詰め込んでいた

時期かもしれません。

どうにもついていけなかった

じぇすどろパーティーも描いています。

また、最初の頃には苦手過ぎて

描けなかった動きのあるポーズにも

挑戦しています。

4冊目

ほとんど服を描かなくなりました。

基本が出来ていないからです。

この頃使い始め、最近まで使っていた

アプリ「SPEEDRAW」

シンプルな素体で描きやすいです。

5冊目

ほとんどをSPEEDRAWや

半裸のモデルばかり。

たまに服を着ているモデルが

少し入るくらい。

圧倒的に人体を描けていないと

1~3冊目で痛感した為でした。

6冊目

相変わらず「SPEEDRAW」中心ですが

Pinterestで検索した画像も描くようになってきました。

なかなか捉えられなかった

じぇすどろパーティーも少し増えてきています。

7冊目

最初描けなかったものが

少しずつではありますが

描けるようになってきました。

でも・・・自分の絵として

人物を描く!となった時

大して成長していない・・と

感じています。

そこで、今年1月からルール変更しています!

「一日裏表の2枚と言わず

描きたいだけ描け!」です。

メインのクロッキー元を

ポーマ二に変更しました。

初期の頃は、筋肉の表示の情報量に

付いていけませんでしたが、

ここまで進めてきて、

やっと良い頃合いになったのかもしれません。

日々の気づき

今年の7月にようやく2年となる

クロッキー修行。

ここまでやってきて分かった事は

■ 線一本で受ける印象は大きく変わる

ほんの少しずれただけで、印象は大きく変わります。

最初はなかなか、その正しい線を見つけられず

多くの線を引いてしまいますが、

それもまた勉強

■ 適当な線は適当な絵しか生み出さない

一本の線を適当に描いていくと

本当に適当な絵しか生み出しません。

 描いて描いて、とにかく描いて手に覚えさせる

一長一短にはいきません。

構造を理解し、描かなくてはいけない部分も

ありますが、それより先に線が出てくるように

したいと思っています。

■ クロッキーは勘違いや思い込みを正す作業

自分の手癖や思い込みを剥がす作業です。

なかなか身に付きません。

繰り返し繰り返しやっていく必要があります。

■ 練習は裏切らない

全然!うまく描けてない・・

趣味なのだから、そこまで

やりこまなくても・・と

ネガティブになる時もありますが

こうやってまとめて見返してみると

成長はしていると、ささやかながら

感じる事ができました。

クロッキーのメリット、デメリット

デメリット

時間がかかる。時間の捻出の難しさ

誰も助言をしてくれないので、孤独な作業

基礎をやったところで驚くほどの変化を得られない。

メリット

描きたいと思った絵を描けるようになる。

繰り返し練習することで忍耐力が身に付く

複雑な絵も描けるようになる

描く事のハードルが下がる

描く事が楽しくなる

クロッキーの薦め

上記でも述べましたが

一長一短にはいきませんし、

常に自分の限界を突き付けられます。

でも・・少しでも上手になりたい。

ましてプロになりたい!と思っているのなら

クロッキーは必ずやったほうが良いと思います。

それも早ければ早い方が良い!

最初から「こういう物だ」と吸収するほうが

圧倒的に楽です!

小学校から生きた英語を

身につける事に似ていますね。

日本語英語の発音を身につけてしまうと

そこからの脱却は難しいです。

自分の独学で描きたいものを描いてきて

その勘違いを剥がす作業は

無駄以外の何物でもありません!

クロッキーを軽んじた

伸びしろだらけの中高生時の

過去の自分を

殴りたいと思いながら日々を

過ごすこととなります・・

アニメーターの方が

「クロッキー2年描いてやっとぐりぐり動かせた」

ゲーム会社でイラストを描いているプロの方が

「もっとクロッキーを描いてください」と

ダメ出しされた。

長く険しい道のりかもしれませんが

ここを飛ばさないほうが、必ず身になると

思いました。

最後に

いかがでしたでしょうか?

1か月、3か月、半年という成長記録は

見かけたことがありましたが、

ここまでの長い実録は

あまり見たことがないかな?と

思っています。

「一年半毎日描いてもこんなものか」

「毎日がんばればここまで描けるのか!」

様々な感想があるかと思います。

また、自問自答しながら

切磋琢磨している私に、是非

「こんな方法で勉強するほうが良いですよ!」

などアドバイス頂けたら嬉しいです!

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